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導入の役割とポイント

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導入の役割とポイント

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目次

 

導入の役割とは?

導入には、文字通り保育の活動内容に「導き入れる」大切な役割があります。
「早くつくりたい」「はやく描きたい」という活動に対する子どもの気持ちを高めるという
役割があります。
 
導入の時点で、どこまで内容について伝えたらいいのか・言いすぎると指導しすぎにならないのか等
悩むところも多く難しい点です。
 
今回は、導入の役割や保育者の役割・ポイントについて考えてみましょう。
 

事例から考えてみよう

事例1.A先生の場合
保育者は子どもたちを前に、描画活動の題材となる絵本を読み
「今からこの絵本のおもしろかったところを描きましょう」と言い
子どもが興味を持ちそうな場面をいくつか伝えました。
そして描画材の説明をし、絵画活動へと入っていきました。
 
子どもたちの中には、「何を描くの?」「どこを描くの?」と迷っている子がいます。
 
事例2.B先生の場合
保育者は題材となる絵本を読み終えると、黒板に準備しておいたペープサートを使って
お話が一番盛り上がる場面の再現に移りました。
 
登場人物やお話のあらすじなどを子どもたちに問いかけ、子どもの発言を取り上げて
登場人物を動かしたりお話を展開させていきます。
子どもたちは、お話の内容にあわせて動く、ペープサートの仕掛けに興味津々で楽しみ
絵画活動に展開させました。
「○○が一生懸命引っぱって転げたよ」など、具体的なイメージを広げながら
思い思いに描いていきます。使って製作することを楽しむ。
 
考えてみよう
事例1の場合は、一方的に保育者の思いを伝え、子どもの思いや考えを聞くことができていません。
描こうとする意欲やイメージを膨らませるまでには至っていない状態です。
 
事例2は、導入時に同じように絵本を読みますが、その後にはペープサートを使って
子どもの興味をひき、発想をひろげる工夫を加えています。
保育者の一方的な考えを伝えるだけにはせず、子どもの発言をペープサートの動きに取り入れる等、思いの共有をして活動への意欲につなげています。
 

導入のポイント

1.活動への意欲を高める
「早くやりたい」「こうしてみたい」といった気持ちを持たせる工夫をしましょう。
 
2.活動の内容を伝える
子どもたちが気付くこと・考えを大切にしつつ、保育者が伝えなければならないことについても明確に伝えましょう。
 
3.材料について伝える
材料の特性や使い方などについても十分に説明しましょう。
 

導入の方法

1.素話をして思いやイメージを広げる

 

2.絵本を用いてお話の世界に入る

 

3.ペープサートや人形を使って、視聴覚を刺激する

 

4.音や寸劇など効果的な演出を取り入れて興味をひく
 
保育者の携帯にピザの注文が入り、子どもにピザづくりをお願いする。
あらかじめ園庭に虫の絵をか描いたパーツを配置しておき、虫取りあそびの活動をする。
 

再導入について

導入は活動の前に行うものですが、一度導入したら終わりということではありません。

子どもの表現に戸惑いや行き詰まりを感じる時には、再導入を行いましょう。

再導入の役割は、次に描きたいことを見つける・気付く・発見することです。

 

最初の導入に絵本を用いた場合はもう一度全員で見てみましょう。

この場合は、お話を全部読むのではなく、「何を描こうか見つけてね」と声掛けをし

黙ってゆっくりページをめくります。

 

子どもは何かを見つけようと必死に集中して絵本を読みます。

そこから気付き、イメージを広げて描き出すようになります。 効果的に行ってみましょう。

 

アドバイザー・協力園

アドバイザー:舟井賀世子

 

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