気温が少しずつ下がって、本格的な冬の到来。乾燥する冬場の必需品と言えば加湿器です。ただ、加湿器って実はスチーム式やハイブリッド式など種類がたくさんあることは知っていましたか？
加湿器完全ガイドでは、種類毎の特徴をわかりやすく解説するほか、人気の加湿器もご紹介します。
この記事を読み終わる頃には、今年の冬を乗り切るためのお気に入りの1台が見つかることでしょう！
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加湿器の種類
加湿器は加湿方式によって「スチーム式（加熱式）」「気化式」「超音波式」「ハイブリッド式（加熱気化式）」「ハイブリッド式（加熱超音波式）」の大きく5つに分けることができます。
①スチーム式(加熱式)
加湿器に入れた水をヒーターで温めて沸騰させ、蒸気として放出する方式です。電気ポットをイメージするとわかりやすいです。
メリット
・加湿能力が非常に高い。・雑菌が繁殖しにくく衛生的。
・フィルターがないので、お手入れが楽。
デメリット
・小さな子どもの近くで使うのは危険。・消費電力が多い。
・水が沸騰した際に音が出る。
②気化式
水を含ませたフィルターにファンで風を当て、気化した水分で加湿を行う方式です。
メリット
・火傷の心配がなく安全。・消費電力が少ない。
デメリット
・フィルターの定期的な掃除が必要。・ファンの音がうるさいことがある。
③超音波式
超音波でタンク内の水を振動させて発生させたミストで加湿を行う方式です。
メリット
・火傷の心配がなく安全。・消費電力が少ない。
・騒音が発生しない。
デメリット
・内部の貯水タンクに雑菌が繁殖しやすい。・水分中のミネラルが析出して、床や壁に白い跡が残ることがある。
④ハイブリッド式（加熱気化式）
水を吸ったフィルターにファンで温風を当てて加湿する方式です。スチーム式（加熱式）と気化式のハイブリッドです。
メリット
・加湿能力が高い。・火傷の心配がなく安全。
デメリット
・消費電力が多い。・フィルターの定期的な掃除や交換が必要。
⑤ハイブリッド式（加熱超音波式）
ヒーターで温めた水を超音波で蒸発させる方式です。スチーム式（加熱式）と超音波式のハイブリッドです。
メリット
・加湿能力が高い。・通常の超音波式より衛生的。
・フィルターがないのでお手入れが楽。
デメリット
・水の粒が大きいので、床や家具が濡れることがある。・消費電力が多い。
機能別比較表
| 種類 | スチーム式 (加熱式) |
気化式 | 超音波式 | ハイブリッド式 (加熱気化式) |
ハイブリッド式 (加熱超音波式) |
|---|---|---|---|---|---|
| 加湿能力 | ◎ | △ | △ | ○ | ○ |
| 安全性 (火傷) |
△ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 安全性 (雑菌) |
◎ | ○ | × | ○ | △ |
| 静音性 | △ | △ | ○ | △ | ○ |
| お手入れの手間 | ○ | △ | △ | △ | ○ |
| 消費電力 | × | ◎ | ○ | △ | △ |
・◎が最も高い評価、×が最も低い評価です。
・同じ加湿方式でもメーカーや機種によって性能は異なります。
人気ランキング
| 加熱方式 | ハイブリッド式（加熱超音波式） |
|---|---|
| 特長 | ・デジタル表示で室温と湿度が見える。 ・静音モード搭載（35dB＝図書館よりも静か） ・抗菌Ag＋ビーズ搭載でタンク内の水を清潔に保つ。 ・最大12時間の切タイマー設定機能搭載。 |
| 連続加湿時間 | 最大約12時間 |
| 適用床面積 | プレハブ洋室10畳（16m²）、木造和室6畳（10m²） |
| 加熱方式 | スチーム式（加熱式） |
|---|---|
| 特長 | ・口が広くてお手入れが簡単。 ・ふたを開けて水を注ぐだけの簡単給水。 ・チャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒湯漏れ防止構造のトリプル安心設計。 ・2時間の切タイマー設定機能搭載。 |
| 連続加湿時間 | 強6時間, 弱24時間 |
| 適用床面積 | プレハブ洋室13畳（22m²）、木造和室8畳（13m²） |
| 加熱方式 | ハイブリッド式（加熱気化式）と気化式の2方式を切り替え可能 |
|---|---|
| 特長 | ・デジタル表示で湿度が見える。 ・静音（40dB=図書館の室内） ・5L大容量のタンクで給水の手間が省ける。 ・最大6時間の切タイマー設定機能搭載。 |
| 連続加湿時間 | ターボモード時7.1時間、連続運転最大16.7時間 |
| 適用床面積 | プレハブ洋室19畳（31m²）、木造和室12畳（20m²） |
