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野菜スタンプできちゃった!

 
保育製作
 
対象年齢 :
2歳児 , 3歳児 , 4歳児 , 5歳児


目次


  1. 材料・用具
  2. 活動のねらい
  3. 事前準備
  4. 保育の流れ
  5. 完成作品例
  6. 関連コンテンツ
  7. その他コンテンツ

材料



●色画用紙 ●ポスターカラー ●キッチンペーパー
●洗濯ピンチ ●スズランテープ ●野菜(アスパラ・レンコン・ピーマン・オクラ・ゴーヤ・チンゲン菜・ブロッコリーなど)
●空き容器(スタンプ台に使用) ●ナイフ ●まな板

活動のねらい



●身近な野菜をスタンプする事で野菜の形に興味を持つ。 ●スタンプで模様をつけることを楽しむ。

事前準備



●切って見せる野菜以外のものは輪切りなどにして切る。 ●空き容器にキッチンペーパーを数枚重ね、絵の具を流し入れておき色ごとに数か所に分けて置いておく。 ●画用紙を16切り程度に切っておく。 ●できた作品を乾かしながら飾れるように、部屋にスズランテープを張っておく。

生活体験・生活環境



●お弁当や給食に出てくる野菜を見て名前を言ったり野菜に興味を持ったりしている。
 しかしながら、好き嫌いを感じている子どもも少なくない。


保育の流れ



1.野菜を切って断面の形を見る


野菜の話をする。
T「野菜はみんな好きですか?」
C「好き!」
C「嫌いな野菜もある」

T「好きな人も嫌いな人もいますね」
T「でも、今日は食べるのではないんです」
T「本物の野菜を使ってスタンプあそびをしたいと思います」
C「本当の野菜でスタンプするの?」

使用する野菜を見せる。
◆実際の野菜を見せることで意外性を感じられるようにする。

T「この野菜を使ってスタンプをしますよ」
C「えー!本物だ」
T「このままでスタンプしても、おもしろそうですね」
T「でも、今日はスタンプが良くつくように野菜を切ってみます」
C「おもしろそう」

野菜を子どもたちの前で切る。
◆目の前で切って見せることで、活動への期待感を高めるようにする。
◆持ちやすさや押しやすさを考慮した長さに切る。

T「まずオクラから切ってみます」

○子どもたちにも見えるようにオクラを切る。
C「切ったらどんな形になるだろう?」
C「星みたい!」
T「本当ですね。つぎは、アスパラを切ってみましょう」
T「みんな食べた事あるかな?」
C「知ってる!食べたことある」

○アスパラを切る。
C「丸い形だ」

○ほかの野菜も少しだけ見せて何か問いかける。
T「他にも野菜がたくさんあります。これは?」
C「ゴーヤ」「ブロッコリー」「レンコン」


2.野菜を使ってスタンプあそびをする


保育者が実演して見本を見せる。
◆同じ色のスタンプ台に戻すなどの活動のルールを伝える。

○野菜を絵の具につけて、画用紙にスタンプしてみせる。
T「いろいろな野菜がありますね」
T「ここに絵の具が入ったスタンプ台があります」
T「野菜の切ったところをつけて絵の具をつけて…押してみますよ」
T「スタンプした野菜は、同じ色の所に戻しましょうね」


野菜スタンプを持って黒い紙にカラフルなスタンプを押している子どもの画像

スタンプ遊びを楽しむ。
C「わーい!やさいのかたちになった!」
T「では、画用紙にやってみましょう」
T「いろいろな色の画用紙があるので、好きな画用紙を選んでね」
T「みんなで使う野菜スタンプだから大切に使いましょうね」


3.洗濯ピンチで作品をスズランテープにはさみ、乾かしながら飾る


洗濯ピンチで作品をぶらさげ、展示している様子

T「作品を乾かす場所も準備しています」
T「洗濯ピンチがあるので、スタンプの作品を飾って乾かしましょう」


【次につながる遊び】
できあがった作品を1つにまとめ、冊子になるように綴って自分だけの作品集をつくる。


保育者の声



  • 保育の途中で子どもたちからハンコの色を混ぜたいという発言が出たため、混ぜてみることも試してみることになった。子どもたちは偶然できた色に驚きもまじり、実感のこもった「きれい!」という声もが聞かれた。
  • 断面だけでなくいろいろな面からスタンプを楽しんでいる様子が見られた。ただ、他の子どもが使う際には持ち手が汚れて押しにくくなるため、タオルを準備して余分な絵の具をふき取れるようにした。
  • 繰り返しを楽しむ活動でもあるため、子どもがスムーズに移動しながら楽しめる場所づくりや動線を考えて環境作りをする必要がある。
  • 給食室などが併設している場合には事前に依頼をして野菜のヘタや捨ててしまうような部分をとっておいてもらうのも1つの方法である。
  • 食べ物をスタンプで使うので大切に扱うことや今回の活動のために特別に使用したということなどもきちんと伝えるようにした。

ここがいいね
  • 普段、何気なく見たり食べたりしている野菜を使うことによって、スタンプする気持ちも特別なものになりますね。
  • 形を意識する経験や繰り返しを楽しむ活動としても、子どもにとっては興味深い題材だと思います。

アドバイザー・協力園

アドバイザー:平野 真紀
協力園:住の江幼稚園(藤井 美樹)

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